日本初のビーチマット設置から6年!10周年に向けての目標宣言と6周年記念イベント開催のお知らせ
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、神戸市須磨海岸でのユニバーサルビーチの実現から6周年を迎え、10周年に向けての目標を宣言します。
日本初のビーチマットの設置から始まったこのプロジェクトは、障がいの有無に関係なく、みんなでビーチを楽しむための新たな可能性を切り開いてきました。これからも新たなチャレンジを行うとともに、全国でのユニバーサルビーチの普及を目指します。
そして、昨年はコロナ禍もあり5周年イベントが開催できなかったため、6周年を記念した決起会&懇親会イベントを7月15日(土)17時30分より、開催します。
キッカケは、オーストラリア・ゴールドコーストでした。
代表・木戸が、車椅子になって1年。退院後すぐに、リハビリのために訪れたオーストラリア・ゴールドコーストでビーチマットに出会いました。
諦めていた海での遊びが、友人と二人で気軽に実現しました。
その時の感動が、プロジェクトの原点です。こうした感動を、『生の感情』が爆発すると呼んでいます。
こちらは、人生・初海水浴にチャレンジした女の子の写真です。
笑顔爆発。この表情、まさに、生の感情が爆発したシーンです。
あきらめていた、できないことができた!とき、自信ができ、次のチャレンジを生みます。その繰り返しが、人生を豊かにしてくれます。
他にも、初めての海水浴に来た子の中には、最初は冷たくて、びっくりして泣いてる子もいます。でも、その子が、数分後にはすやすや眠ってたりします。
普段おさえている喜怒哀楽が爆発すること、それが生の感情が爆発する、ということです。
そんな風に、普段感情をおさえがちな、障がいのある方を中心に、チャレンジのきっかけづくりをしているのが、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトです。
そんな須磨UBPは、今では海を飛び出して、畑に入り、山登りにチャレンジし、木登りにだってチャレンジしています。
プログラムでは、「みんなのできないをできた!に変える」というのを合言葉にやってきました。初海水浴のチャレンジに成功した人は、次には山登り、農業、その次は、、、と、成功体験をキッカケに、次のチャレンジへつながっていきます。
1.須磨海岸を世界に誇れるユニバーサルビーチに
活動の拠点である須磨海岸を、地元の人が自慢できるようなユニバーサルビーチにし、日本全国や世界中の障がいのある人が行きたい!と思えるビーチにするために活動しています。大事なのは「人」と「心」。
ハード面を整備するだけでなく、サポート体制やコミュニケーションのソフト面でのユニバーサルデザイン化に特にこだわって進めています。ビーチでのアクティビティは、海水浴だけにとどまらず、みんなが一緒に参加できるSUPや、地引網など、面白い企画を開発してきました。サポートする人の集まりや、参加される人それぞれの想いを大切にしながらチャレンジのキッカケづくりをしてきました。
2.須磨から全国へ「出張ユニバーサルビーチ」
須磨で実践しているユニバーサルビーチのノウハウ、スキルを全国に伝道して、ユニバーサルビーチの普及を通して、諦めがちな障がい当事者やそのご家族、周りの方に少しでも前を向いてもらいたい!そう思って全国各地へ出張企画を続けてきました。。
これまでに、体験イベントやビーチマットのレンタルも含めると、全国で25都道府県にてユニバーサルビーチのイベントを実施してきました。
今後も、この2つの目的をプロジェクトの核にして、活動を続けていきます。
「大きな世界は小さなチャレンジからはじまる」という新たなビジョンを掲げています。
小さな成功体験が大きな自信につながり、その自信が自分の世界を広げてくれる。
それは、まさに須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの歩んできた6年を表しています。
そのうえで、次は10周年に向けて、新たな目標にもチャレンジしていきます。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの1番の強みは、集まってくださる「人」です。
「”みんな”でつくるユニバーサルビーチ」の合言葉の通り、様々な人が集まり、協力することによって色んな化学反応が起きてきました。
人のつながりを大切にし、強みを生かして新たなチャレンジを続けます。
コミュニティの中から、様々なプロジェクトや事業が立ち上がっています。それぞれの事業活動に、須磨UBPのコミュニティメンバーが参加したり、須磨UBPと連携したりすることも増えてきました。
メンバーが連れだって、出かけたり集まったりして、まるで「大人の部活動」のようだなと感じることもあります。
今後も、みんなのチャレンジのキッカケづくりを続けています。
●須磨UBPもチャレンジ!
その1つとして、ファームプロジェクトであるMinato Farmが発足しました。旗振り役のスタッフさんと、それに参加する仲間スタッフさん。「みんなと」はじめて、「みんなが集まる港のような畑になる」ことを目指してMinato Farmと名付けました。
2022年に始めて、年内にファーマーズマーケットで販売するまでの実績ができました。
農業の可能性を感じるとともに、今後の更なる展開を目指します。
さらには、2023年2月に就労継続支援B型事業所『Base(ベース)』を開所しました。
「『障がい者』の我が子を、安心して残せる世の中へ。」というビジョンを掲げて、進んでいます。これまで、障がいのある方やご家族のチャレンジのキッカケづくりがテーマでしたが、今後は、障がいのある大人の、就労を通した自立へのチャレンジをサポートします。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトに関わってくださるメンバーとともに、連携する企業とともに、さらに「みんなのできないをできた!に変える」プロジェクトとして活動していきます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
須磨UBPは皆さんのおかげで昨年5周年を迎えました。ただ、コロナの影響もあり、5周年イベントを開催できなかったので、6周年イベントとして開催する予定です。
これからも皆さんと共に一緒にプロジェクトを進めていくため、決起と懇親を目的に、6周年の記念のイベントを開催します。
場所:調整中
日時:7月15日(土)17:30〜
内容:決起会&宣言及び懇親会
詳細は未定ですが、これまでのプロジェクトの振り返りと今後のことを語る時間にします。
また、個性豊かなプロジェクトメンバーのキャラクターや趣味を生かしながら、集まった方がゆっくり話せる時間になることを願っています。
メンバー1人ひとりが、今後の夢や目標を語り合い、宣言できるような機会をつくりたいと思いますので、普段会う方も、久しぶりに会う方も、是非ご参加いただきたいです。
2023年夏、須磨ビーチで皆さんにお会いできることを、楽しみにしています!!
<法人概要>
法人名:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町1丁目14-10ドルフ21-102
代表者:木戸俊介
設立:2017年11月2日
URL:https://sumauniversalbeach.com/
事業内容:みんなの”できない”を”できた!”に変えるを合言葉に、障害を持っている方や
お年寄り、小さなお子さんまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動をしています。令和3年度より、中学社会公民の教科書に「持続可能な未来を目指す人々」と題し、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されています。
<主な受賞歴>
・観光庁ブルーフラッグ認証事例(2022年度・2023年度 )
・教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )
・観光庁持続可能な観光の実現に向けた先進事例(2020年度)
・IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)
・ひょうごユニバーサル社会づくり賞(2018年)
<問い合わせ先>
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトPR事務局
事務局長 土原翔吾
HP:https://sumauniversalbeach.com/ のフォームより
TEL:080-3782-4405
e-mail:sumauniversalbeach@gmail.com
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