「365日後に就職する岡上さん」 60週目 友人に (洋平)
何か今日は眠れない。こんな夜もあります。色々と悩む日もあります。「何をそんなに悩むねん。」と言われても落ち込んだりする日も、たま〜にあります。「あっ今日は寝られへんわぁ。」と思い午後11時ぐらいから三宮の東門に飲みに行きます。友人の店に行くのですが。一人では寂しいと思い友人に電話をかけ、集まる様に言って集まってもらいます。電話をかけた友人から文句を言われながらも数人集まってくれます。「ふみほ〜明日仕事やねんぞ。」と怒りながらも集まってくれる友人達がいます。タクシーに乗って集まってくれます。本当にありがたい友人達です。帰りには出社中のサラリーマンに紛れて家に帰ります。その時「あ~まさか車椅子の俺が飲んだ帰りとは思わんやろうなぁ。」と思いつつ早朝の電車に揺られて帰ります。自分には夜中に電話をしてもすぐに集まってくれる友人たちがいます。洋平はそんな友人達の一人です。洋平は力持ちです。いつもわりと体重の重い自分を一人で抱えて階段を2階でも地下で担いで行ってくれます。若い時に篠原信一をシバいたそうです。篠原信一もテレビで言ってました。「俺ケンカは弱いねん。」と言っていました。けど洋平は強い。
自分はわりと大きな声を出して飲み屋街を歩きます。世間の人に車椅いすのイメージを変えるためにも、あえて大きめの声で夜の街を歩きます。車椅子でも飲みに行くんだと分かってもらうため。大きな声を上げて飲みに行きます。また夜の飲み屋街を歩く事が好きです。
私は神戸は田舎と言います。車椅子で外出するには障がいがあります。大手のそば屋のトイレの事です。車椅子マークのついたバリアフリートイレです。トイレの中も広めにとり、フラットな作りです。いい具合に手すりも付き、トイレ中は車イスでも自由に乗り移ることが出来ます。しかし・・・階段の中2階です。階段を5段くらい登らないといけません。車椅子では行けません。
吞んでいるとトイレも近くなります。車椅子のマークの付いたトイレでも大きめの段差があり車椅子で入れない等、外出が自由にできない所が沢山あります。ですが友達がいれば大丈夫です。特に洋平がいればどんな所でも担いでくれます。ビルの2、3階でもわりと重い自分を軽々と担いでくれます。集合場所のビルに階段があっても担いでくれます。力持ちな友達です。
ある日、三宮で「ふみほ~。」と声をかけられました。洋平でした。自分の顔を見るなり「ふみほ仕事わぁ?」と言われました。「まだ」と言うと。「はよ就職せえ。」との事でした。車椅子の自分に働く事を急かされます。そんな言葉を自分に言ってくれる友人です。 いつもテレビを見て「あ~車椅子では行かれへんなぁ。」と思う所でも「まっ俺には洋平がおるし、洋平がおったらいける。」。と思います。洋平がいたら全てバリアフリーです。担いでもらった後「洋平ありがとう。」と言うと怒られます。「そんな事言うな友達やんけ。」との事です。
本当に自分の事を考えてくれる親友です。自分が就職したら喜んでくれます。いつも自分の事を考えてくれる親友です。
洋平に、お祝いしてもらいたいです。「就職したぞ。」と言える日が、そんなに遠い日ではない事を願っています。
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