全盲×車椅子~かいとの本音で言うとこか! 第21話 「健常者と障害当事者が考える『バリアフリー』の違いとは?」
今日はバリアフリーについて考えてみたいと思います。
バリアフリーとは、もともとは建築用語で障がいのある人が生活上障壁となるものを除去する意味で使われていたそうですが、その後、バリアフリーの意味は広くなり、すべての人にとって社会参加する上での物理的、社会的、制度的、心理的な障壁の除去という意味で用いられているそうです。
【Wikipediaより引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC】
過去に町のバリアフリーについて書いたことはありました。
『本ブログの下部から過去のブログをご覧ください』
これがおそらく一般的によく言われている『バリアフリー』だと思います。
しかし最近では、物理的な部分だけでなく、『心のバリアフリー』と言われることが増えてきています。
障害者だけではなく、最近は海外の方が増えてきていて電車のアナウンス等も海外の方向けのアナウンスも増えてきていたり、飲食メニュー等の言語も複数書かれているものもあるそうです。
次は障害当事者の私が考える、バリアフリーについて書いてみたいと思います。
以前物理的なバリアフリーについて書きましたが、全盲と車椅子の私にとって物理的なバリアが取り除かれることは重要ではありますが、一番大切なことは心のバリアフリーだと思います。
目が見えないため、物の配置が分からなかったり、スーパーなどのセルフレジが一人で操作ができなかったりなど視覚を頼らなければ不便なことがけっこうあります。
わたしは一人で動くことは無いのですが、私が困っているということは、弱視や全盲の視覚障害の方は困っている人は多いと思います。
皆さん街中で白杖をついて困っているような雰囲気を感じた方がいたら、急に手を差し伸べるのではなく「なにかおこまりですか?」や、「なにかお手伝いしましょうか?」と横に立って声をかけていただけるとうれしいです。
心のバリアフリーがどんどん広がっていって、健常者や障碍者関係なく誰もが助け合える世の中を作っていけるように、自分も困った人がいたら可能な範囲で手を差し伸べられる人になって、助けられるだけでなく助ける側になれるよう頑張っていきたいと思います。
※過去のブログは下記をご覧ください。
第19話 「街中のユニバーサルなところを紹介します」→https://sumauniversalbeach.com/activities/20250625_kaito.html
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