「黒い世界が青春の1ページになるまで!」第6話 全盲×車椅子 二刀流のかいとが5年ぶりの海へ!
久しぶりに海に入ってきたので、その報告と感想です。
家族でコロナ禍以前に行って以来、5年ぶりの海でした。
7月11日の海開きの日と、14日と2度海へ入って来ました。
1度目に海に入る日は、車椅子が海に浮くなんて想像が付かず、不安と緊張で一杯でした。その日の朝はBaseで仕事をし、午後から海へ行ったのですが、Baseで話しているときは「全然余裕ですよー!、いやー!めちゃくちゃ楽しみたのしみっすわー!」とか言いいいながら、内心めちゃくちゃ緊張していました。
そして午後はいよいよ海へ!
ビーチへ行ってまず初めに1つ驚きました。
ビーチマットを引いた砂浜を自分の車椅子で押して圧してもらうサポートで海の手前まで移動したのですが、今まで海へ行ったときは、あんなに砂浜に車椅子のタイヤが埋まっていたのに、ビーチマットを引いた砂浜を通ると少しもはまることなく移動できたのです。
驚いたと同時に自分の車椅子で砂浜を通れて、今まで抱えてもらうサポートを頼むことが申し訳ないと思っていたので、とても嬉しい気持ちで一杯でした。
そのあと、水陸両用車椅子のヒッポキャンプに乗り換えいよいよ海へ!
海へヒッポで入り、二つ目の驚きを感じました。
車椅子が本当に水に浮くのか不安でしたが、なんと本当に海に車椅子で浮かべたのです。
「すごすぎる!」と思ったと同時に安心しました。
「沈まずにすんでよかったー!海の藻屑になるかと思ってた!笑」
その後はヒッポから降り、ライフジャケットで海に浮かびました。
わたしは中高生時代6年間水泳部だったので「こんなの余裕だぜ!荒波でもなんでもこいやー」なんて思いたかったですが、本当の気持ちは、「やべー!久々の泳ぎで緊張がやべー!、どうしよ!」とめちゃくちゃ緊張で一杯でした。
写真と動画撮影をして頂いたのですが、かっこつけて余裕を見せ、ピースで「イエーイ!」とかやっていたのですが、動画を確認すると、「あ!めちゃくちゃ緊張が表情ににじみ出てた!」
周りからも「めちゃくちゃ緊張しとったなあ!あんなに強がっつよがっとったのにー!」といじられました笑
1日目は雨が降ってきたため、そこで終了しました。
2日目は、天気も1日目より良くよく、海の水温も少し冷たいくらいでした。
2日目はBaseの利用者さん二名の方と一緒に入ることができました。
また他のユニバーサルビーチを体験しに来た方やボランティアの方々とも係わることができ、また新たな出会いもあり、とてもよい経験でした。
最後に、はたして私の見たかった青い海を見ることができたのかをお話したいと思います。
1日目は、海は少し綺麗に遠くまで見ることはできましたが、残念ながらくっきりはっきり見ることはできませんでした。
2日目は、1日目より太陽がでていて見えやすく、海も透き通っていて青い海を少しですが1日目よりはっきり見ることができました。
しかし水温が冷たくすぐに海から上がってしまったのでこのままだと久しぶりの海の思い出が冷たい海で、真っ青の海の景色が見えないままの夏の思い出になってしまうので、8月の真夏に本当の青い海に入り、自分だけの青い青春を手に入れたいです。
今回2度海に入って感じたことは、「本当に海は青いんだ!昔見た黒い海じゃなくて本当に明るくて青いんだ!」と感じました。
過去とは違い、景色が少し見られて本当に嬉しい気持ちで一杯でした。
青い海を見て、今まで見ることができなかった景色を見て、「海はこんなに広いんだ」。と 思ったと同時に、もっとたくさんのやりたいことをあきらめず、できなくても工夫しながら「できた」に変えられるよう、これからもたくさんチャレンジし冒険していきたいと 思いました。
海のように広く大きい人生のキャンバスに、これからもチャレンジと挑戦朝鮮の様子を描いて行きたいと思います。
海に入って青い希望の光が見えました。
わたしのこの夏はまだまだ終わりません。
青い青春を絶対に捕まえて見せます。
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