~全盲×車椅子~かいとの本音で言うとこか! 第6話 「視覚障碍者アルアルいうてこか!」
みなさんこんにちは。かいとです。
今回は視覚障碍者アルアルをいくつかかいてみたいと思います。
一つ目は、全盲の人が自動販売機で飲み物を買おうとするときアルアルです。
全盲は視力がないので、ジュースを自販機で一人で買おうとすると、行きつけの場所でボタン配置を覚えている自販機でも、季節ごとの入れ替えで配置が変わっていることがあります。
そんな時しらずにボタンを圧してしまうと、コーラが飲みたかったのにコーヒーがでてきたり、とある知り合いは、冷たいものが飲みたかったのに熱いお汁粉がでてきたことがあったようです。
困ることもありますが、アルアルで面白いですよね。
困ることでもアルアルにできると面白いのでプラスですね。
二つ目は、パソコンやスマホが使えると驚かれる!です。
普段私たち視覚障碍者も何気なく当たり前に使っているスマートフォンやパソコン。
弱視の人は拡大したり、全盲の人と一緒でスクリーンリーダーと呼ばれる音声読み上げ機能で操作しています。
しかし視覚障碍者を良く知らない方(正確には全盲を良く知らない方)によくこのように言われます。
スマフォやパソコンを使っていると、「見えないのにスマホとかどうやってつかってんの?」と。
わたしは「音声で読み上げられるので普通に使えるんですよ!」とお話します。
「へー!すごいなあ!」と言われます。
三つめは、これもスマートフォン関連ですが、耳に当てて読み上げ音声を聞くと誤解をうける!です。
私は音声読み上げでスマートフォンを使っていますが、大きな音で読み上げを聞くと、周りに人がいる場合情報が筒抜けになってしまいます。
過去にこんなことがありました。
昔付き合っていた彼女がいたのですが、lineで「デートどこ行く?」や「大好きだよ」とかやりとりをしていました。
ある日友達の前で彼女のlineを間違って開いてしまい、音量を大きくしてしまっていたので内容が大きな音で読み上げられてしまいました。
わたしももちろん好きだったのでノリノリで「大好きだよ!」とか送っていました。
そんな内容が読み上げられてしまい、いじられてめちゃくちゃ恥ずかしい思いをしました笑
まあわたしに恋人がいれば!の話ですけどね!笑
いや!おらんのかよ!
妄想と同じように情報が漏れてしまうと恥ずかしいし内容によっては困ることもあるので、読み上げ音量を小さくし、耳に当ててスマホを操作しているのですが、こんな誤解を生むことがあります。
耳に充てて聞いているので電話をしていると誤解されるのです。
前の職場で、スマホを耳に当てて使っていた時、わたしの障害をあまり詳しく知らない人に、「彼女と電話してるんか?」と聞かれました。
わたしは「いや!ちがいますよー!」と答えながら、内心「彼女なんておらん」と悲しんでいました。笑
こんなふうに誤解を生むこともあります。
ということで、今回は、視覚障碍者アルアルを紹介しました。
私たち視覚障碍者が普段当たり前にしていることでも健常者から驚かれることもあるんですね。
アルアルも当事者のわたしたちは当たり前に生活していて気付かないんだなとネットでアルアルを調べながら思いました。
当たり前の中にも少し立ち止まってみると気付くことはありますね。
当たり前を大切にしながらこれからも生活していきたいと思います。
今回も最後まで見て下さりありがとうございました。
また次回のブログをお楽しみにー!
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